Ethtronic Music Unit 茜-AKANE-
ZAKKI (雑記)
中谷一郎さんのこと
俳優座のとある公演の宣伝用テーマソングを作るという仕事を
いただいたことがありまして、その時に舞台に立っていた方が、
中谷さんでした。
弥七はそのキャラクターから身軽で小さい人というイメージが
私の中にはあったんですが、実際の中谷さんは
けっこう背が高くて紳士で、とても素敵なおじさまでした。
たしかこの頃水戸黄門を引退した(と思うの)ですが、
舞台稽古の日稽古場に、スポンサーにもらったという
大きな段ボール箱いっぱいの水戸納豆を持ってきて
好きなだけ持ってってくれ~とそこいら中の人に配って歩き、
私にも、体にいいからたっぷり食え!とか言ってどっさりくれ、
しばらく我が家は納豆生活に入りました。
誰でも気さくに話しかけてくれて
私なんかちょっと音楽作ってるただの学生なのに、
音楽の先生!とか呼ばれ、今の芝居どうだった?とか
唐突に聞かれてがちがちに固まっちまいました。
通し稽古を一回すると、必ずそのあとディスカッションがあり、
演出家や共演者との打ち合わせや反省をする他に
中谷さんは見学に来ている学生や若いスタッフなどにも
意見を求め、どんなことにも耳を傾けてました。
10日間ほどの全公演を済ませ、
全スタッフ共演者そろっての打ち上げ中に
まだろくに酒の飲めない私なんぞを相手に、
今や男の権威はすっかり落ちてしまった、
今の俳優座は俳優座じゃない、女優座だよ・・などと
愚痴モードに入っていた中谷さん。
(ちょうど芝居の内容がそんな感じのストーリーだったですなー)
あの時期だけの短いおつきあいでしたが、
とても貴重な時間をいただきました。
どうぞ安らかにお眠りくださいませ。
by sally
きっかけ
(※上の画像は某ネットゲーの画像です
本日は新曲を二つ追加しました!
是非聴いてみてくださいねー!あと感想も是非にーーーー
軽い質問とか雑談でも良いので、送ってみてくださいね~~
噛み付いたりしないので大丈夫です!お願いしますっ
さてさて、今回は民謡に関する小話を
民謡って、殆どの人が「小さいころから習うもの」とか
「家族の誰かが習ってて、その影響で覚えていくもの」とか
そんなイメージを抱くようなのですが…
私の場合はそのどちらでもありません
民謡を習い始めたのは、プロフィールにもありますとおり16歳の頃
しかも、始めた当初は「唄」よりも「三味線」のほうに興味があったのです
その動機は至って不順
「三味線弾ける人って少なそうだし、
面白そうだから」
たまたま、母が仕事で民謡を教えている先生に出会う機会があって、
民謡の話を聞かされたのが切っ掛け
「あんた楽器いじり好きだし、やってみたら?」
うーん、三味線弾く人なんてそうそう見ないよなぁ面白そうだなぁ
民謡のみの字も知らなかった私、気まぐれで習い始めてみました
これがなかなか斬新で面白い!
弦はたったの3本!
竿の長さ約70cm!
三味線の本体部分は、犬や猫の皮を張った「太鼓」ですよ!
振り下ろしたバチは弦を弾きながら太鼓を叩く…
実は、弦楽器にして打楽器なんです、三味線って
1年夢中になって三味線を習い続けました
唄を習い始めたのはその後のことです
「もっと上手くなりたいなら、唄を知っていないとダメ
唄も一緒に習いなさい」
とは師匠のお言葉
本当は、当時、自分とっても音痴だったので
唄を唄うなんてことは考えられず、とっても躊躇したのですが
師匠のパワーに負けて、しぶしぶ勉強を始めたわけです…
…次回へ続く(笑)
by Yumibo